一人ひとりを大切に。体験が子どもの宝に
「幼児期はゆっくり大きくなったらいいと思っています。焦らず一緒に子育てしましょう」と園長先生。
里山の自然の中で子どもたちはよりいきいきとした表情を見せてくれます。
夢中で遊ぶ中で「目に見えない力」を育んでいます。
子どもが自分らしくいられる園
歴史があり、キリスト教主義に基づいた保育が特徴の園で、園長先生は「大切な子どもたちの命を預かっていることを常に念頭に、大事に園で育んでいきたいと思っています」といいます。いい保育とは?と伺うと「一人ひとりが大切にされ、思いっきりいきいきと遊べること、自分を存分に出せる場であること」とのこと。
「子どもたちにとって園は初めて経験する社会なので、お家と同じとまではいかなくても自分自身を出せる場になってほしいと思っています。一人ひとりのありのままを受け入れるところから始めます」。
「園の方針に子どもたちをあてはめていくのではない」とも。子どもたちの個性にあわせて保育を進めていくので、毎年学年ごとに違った雰囲気になるそうです。
子どもたちは教えられるより経験から学ぶ
また、十分に自分のことを受け入れてもらいつつ、集団で大切なことも少しずつ子どもたちは学んでいきます。ルールとして教え込まれるのではなく、けんかや意見のぶつかり合いを体験し、そこから学びとっていく、ということを大事にされているそう。
「けんかは起きて当たり前。子どもたちは自分中心の世界で育ってきています。もちろんそれは当然で、集団の中にはじめて入って相手にも自分にも気持ちや思いがあること、どうすればお互いおりあっていけるか、を学んでいくのです」。
コミュニケーション能力の土台をつくる
そのために必要なのは『自由に遊ぶ時間』だそう。「自分でやりたいことを選んで遊ぶことのできる時間・空間・仲間」の中で、目には見えにくい力を十分に育むのが幼児期とのこと。その経験や学びが小学生、思春期のコミュニケーション能力の土台になっていくそうです。
お迎え時に自分の子だけではなく他の子どもたちとも顔を会わせることで、みんなで園の子どもたちを見守り育むことができていて、ゆっくりとていねいに子どもと関わることのできる園です。
園長先生からひとこと
幼児期に自由に遊ぶ時間をたくさん持ち、その中で経験したトラブルやさまざまなコミュニケーションが子どもの宝になります。『みんな違う』ということを経験し、それをおもしろいと感じられることがこれからの多様性のある社会で必要だと思っています。
保護者の声
先生が優しく、子どもたちの細かいところまで見てくれます。給食があり、預かり保育も18時30分までみてくれるので働くお母さんにはうれしいです。お勉強系は少ないですが、その分のびのび育ててくれているように思います。少人数で、1学年1クラスなので、先生方が全員の子どもたちをしっかり覚えてくれます。
ほぼ毎週イベントがあり、子どもにとってはとても楽しい幼稚園だと思います。遠足もたくさんあるので、病気になって参加できなくても次の遠足がすぐにあるので子どもにとってはうれしいと思います。移動動物園や流しそうめん、いもほり、みかん狩り、おもちつき、バスに乗っての里山活動、年長さんはお泊り保育や雪遊びなど、なかなか体験できないイベントも多いです。
住所 | 大阪市阿倍野区昭和町 4-3-19 |
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TEL | 06-6622-1008 |
HP | http://www.grace-kindergarten.jp/ |
その他 |