現在「考える園」へと発展中。これからの時代を生き抜くために
先回りせず見守ること、できる・できない、上手・下手で安易に判断しないこと…、先生方が日々心をくだいていることです。
子どもたちは水が大好き!園庭のレトロなポンプはいつも人気です。
年長さんたちが自ら企画した「福引ごっこ」。長蛇の列ができました。
遊びを作りだす子どもたちに
「これからの時代は新しいものを生み出す力や課題を解決する力が必要不可欠です。そのために園を改革中」と杉本園長先生。イギリスで4年間幼児教育を学び、イタリアの保育の実践にも造詣が深く、子どもたちの育ちに何が必要か、を常に考えています。
以前はしつけや座学に重きを置き、机に向かう時間も多かったという同園ですが、現在は少しずつその軸足を自由に遊ぶ時間へと移しているそうです。「以前は先生の言うことを効率良くできる子どもがほめられたと思うんです。でも今はそれぞれの個性を見つめることを大事にし、子どもたちが自信を持てるような保育を、と思っています」。
夢中で遊びを作り出す子どもたち
「考えて何かを作りだす、という時間を大事にしたい」と、用意されている環境の中ではなく自由に遊ぶ時間が増え、子どもたちがおもしろいほど変わってきたそうです。
「先日は年長さんが『福引ごっこ』をはじめ、年少さん、年中さんの行列ができていました(笑)。チケットも自分たちで作り、販売するなど役割分担を決めて、みんなが夢中になってやっていました」。最近は廃材にも「これで何作ろう!」と目を輝かせるようになったそうです。
先生方は今まで以上に子どものいろんな提案に対して臨機応変さが求められるようになったり、一人ひとりの興味をしっかり見つめることになり、大変さは増えたようですが、それでも子どもたちの生き生きとした姿を楽しんでいるそうです。
子どもたちの発想が生きる環境を
また新園舎が28年の春に完成し、現在は園庭をおもしろくしたい、と奮闘中。遊具をたくさん置くよりも、子どもたちの発想が生き、遊びが広がるような園庭にしたいとのこと。
「園庭も保育もまだまだ発展途上」だそうですが、『自分たちで考えて自分たちで何かを作れることの楽しさを知っている子どもたちに』を目指している園です。
園長先生からひとこと
大人が枠を作ってしまうのではなく子どもの「あれがしたい」「これがしたい」を大切に、知識を得ることよりも学ぶことの楽しさを知ってほしい。自由遊びを通じてその楽しさを知っていれば、小学校へ行っても学ぶ意欲につながると思います。
保護者の声
通常預かり時間は9時ぐらいから14時半までですが、用事がある時などは、オプション料金はかかりますが、朝の7時半から夕方の18時半まで預かってもらえるのでとても助かります。行事も親子遠足やむつみっこ祭り、参観などいろいろとあるので、子どもたちの姿を見る機会が多く楽しいです。
普段の保育や行事の時に、子どもたちが自分たちでやりたいことを考えたり決めたりできるところ。お泊り保育で花火をしたり、卒園式でメッセージを読んでもらえたりするのがとても思い出に残りそうなので楽しみです。自由にいろんなことをさせてくれたり、のびのび楽しむ保育もあり、子どもたちも楽しそうです。
住所 | 大阪市阿倍野区阪南町 3-22-8 |
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TEL | 06-6624-0557 |
HP | http://mutsumi.ed.jp |
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