西田辺にある、サロンのようなSALAレディースクリニックが『産後ケア外来』を始めています。私自身も昨年12月に出産したので、興味津々でお話を伺ってきました。
産後のママのサポートが目的
産後はホルモンバランスが崩れ、心身共に不安定になりやすい時期。その時期のママのサポートをしようと、厚生労働省が『産後ケア』に力を入れ始めています。昨年10月から大阪市でも、区役所に妊娠の届け出をしたら『母子手帳』と『妊婦健康診査受診手帳』(14回分)に加え、『産婦健康診査受診票』(出産2週間前後及び産後1か月前後の各1回。有効期限は産後8週間以内)の交付を始めました。
桝田院長先生は「受診票があるのなら受診しよう…と気軽に来てもらいたい。話すことで、気分が晴れたらそれでOK!産後ケアをぜひ受診してください」とお話されていました。受診票がなくても、もちろん受診はOKとのことです(自費負担となります)。
ドクターと助産師で産後の悩みを速く解決!
産後1か月までは、出産した産院で心身のケアをしてもらえますが、その後は受診しづらいのが現状。なぜなら、主に分娩できる産院が対応しているのは、妊婦検診、出産そして産後1か月検診のママ。そこで、同医院は非分娩施設ですが、産後1か月以上過ぎても心身のケアを必要としているママの窓口になればとおっしゃっていました。
同医院の助産師は、アドバンス助産師、産後エキスパート助産師という認証資格を持っており、専門的なトラブルを見ていただけます。また、助産師は子育て経験者。助産師の山崎さんは成人した3人のママ、助産師の三木さんは幼稚園のママでもあります。
受診のきっかけが乳腺トラブルでも、実は産後に悩んでいる人が多いとのこと。子育てトークから家庭の事情など、さまざまな話しに発展することもあるそうです。同じ視点で話しやすいだけでなく、専門家だからこその情報や意見を教えていただけます。
ドクターは、必要に応じて授乳中も飲める薬や漢方を処方してくれます。産後、乳腺トラブルのため、助産院にマッサージを受けられる方もいらっしゃいます。助産院ではマッサージは行っていただけますが、実はドクター不在のため薬は処方できません。SALAレディースクリニックは、助産師のマッサージとドクターの薬の処方ができるからこそ、治りも速いそうです。また、場合に応じては信頼できる別の医療機関(桝田医院長先生が長年信頼する後輩ドクターなど)を紹介するなど、柔軟に対応してくれます。
産前産後に、ママ自分ができること
助産師の三木さんから、ママ自身ができることを、3つ教えていただきました。
・妊娠中に母親学級などに参加して、産前から産後は心身共に不安定になりやすいと知っておくこと
・ママの周りの人が、いつものママ(素の状態)を知っていること
・ママの周りの人に、産後いつもと違っていたら教えてほしいと伝えること
少しでも産後の気になることがあれば、ぜひ気軽にご相談を!
■ペンネーム:you_mama