子どもたちが主体的にいろんな活動に取り組む環境を大切に
親子栽培では収穫まで親子で一緒に体験できます
子どもたちがそれぞれに考えて作り上げたあべののまち。発表する姿が本当に頼もしい!
親子で力をあわせて作るTシャツを着て
阿倍野区唯一の市立幼稚園
常盤幼稚園は、阿倍野区唯一の市立幼稚園で、天王寺駅からほど近い立地ながら、園庭にはたくさんの木や植物があります。親子栽培では毎年夏野菜の苗を一緒に植え、毎朝登園時に水やりをし、その後自宅に持ち帰り親子で収穫する体験ができます。苗の成長を見守ることで、子どもたちにはさまざまな気づきがあるようです。また、うさぎや金魚、さまざまな昆虫にも触れることができます。
いつだって子どもが主役
園では日々の活動から行事まで、多くのことが「子ども主導」。先生が教えこむのではなく、子どもたちの「こんな風にしたい!」を先生が一緒に叶えていく、というスタンスで保育が行われています。
たとえば毎年秋に行われる「こども博覧会」では、子どもたちが自分で材料を選び、さまざまなアイデアをつめこんで完成した作品が園中にあふれます。
あるときは、1学期に園でハルカスへ行った経験から「シャトルエレベーターを作りたい!」というアイデアが生まれました。そこからハルカスの展望台から見た動物園や電車を作る子どもたちがが出てきて、結果クラス全員でのあべののまちづくりに発展しました。「子どもたちが自分たちで試行錯誤しながら進めている、という過程がすごく大事だと思っています。友だちが工夫していたところや苦労もみんな知っているので、お友だちの作品も自信たっぷりに説明してくれます」とそのクラスの担任だった先生。子どもたちが考えたことをいかに実現できるか、その環境をどう整えられるか、という思いで子どもたちと日々向き合っています。
親子のふれあい・地域との連携を大切に
親子でのふれあいのひとときや体力向上を願った月1回の徒歩通園「親子で歩くデー」をはじめ、親子でTシャツづくり、親子栽培など親子で参加する行事も多く、またお弁当であることも大切にされています。3歳児のお弁当初日はうれしそうに朝一番にお弁当を見せに来てくれる姿があちこちで見られるそう。
市立幼稚園研究会にも所属し、月に一度の共同研究の場で研究テーマに沿って子どもたちの姿を分析し、共有。大阪市の子どもたちの確かな学びと成長を願い、先生たちの学び合い・研鑽を積まれているのも特徴です。区役所や地域の小・中学校、高校や保育園などとの連携があるのも市立園ならでは。子どもたちの育ちを地域とつながりながら、園全体で見守られています。
園長先生からひとこと
「一人ひとりを大切に」した保育を実践し、教職員と保護者の方みんなで、子どもたちの育ちや成長を認め合い、喜び合うことを大切にしています。保護者の方の温かさに包まれ、全教職員「チーム常盤」で全園児の育ちを支え、学びを確かにできるよう頑張っています。
保護者の声
子どもが自分で考え行動できるための声かけや工夫がされていて、年齢をこえた交流の中でも助け合いや思いやりの気持ちが育まれています。
先生方は、全園児一人ひとりとの関わりを大切にしています。地域の方々や各種機関とも関わりがあり、一丸となって子どもたちを育てていく想いが伝わります。
歯磨き指導や交通安全指導、食育にも力を入れていて、食べ物の大切さや命の教育も感じられます。たくさん遠足に行き、成長した姿が見れます。
毎日の送迎が大変かなと思いましたが、お友だちとの様子が見られたり、少し気になることなどを先生と話もできてよかったです。
住所 | 大阪市阿倍野区松崎町 3-11-35 |
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TEL | 06-6621-4413 |
HP | https://kindergarten.city-osaka.ed.jp/weblog/index.php?id=2780051 |
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