小さい子どもとともに働けるオフィス
子どものいるオフィス
中央区にあるWEBマーケティングやWEBサイト制作を行う株式会社harunohi。
オフィスはビルの8階にあり、部屋の真ん中には子供たちが遊ぶスペース、奥には机が並んでいてスタッフの方がPCに向かっています。
現在8人のスタッフが働いておられ、そのうち5人が子連れ出勤をしていて1歳から小学5年生までの、4人〜8人の子どもがたちがここで過ごします。
ちょうど私がお伺いしたときは公園に行く時間で、子供たちは嬉しそうに出かけて行きました。お昼過ぎに1時間ほど、公園タイムがありオフィスのすぐ近くの公園で子どもを遊ばせるそうです。
大変だけどメリットのほうがはるかに多い
代表の山下佳二宏さんは2児のお父さん。
もともと仕事が大好きで、ずっと仕事をしていたいというタイプだったそうなのですが、子どもが産まれてからは子どもと過ごしながら成長を見たいと考えるようになったそうです。
山下さん自身が仕事もしたいし子どもと一緒にも過ごしたい・・・という思いから子連れ出勤ができる会社を立ち上げられたということです。
会社を立ち上げる際には周りから「子連れ出勤できる会社なんてやめとき・・」という声も多かったと山下さんは振り返ります。
「実際、作業効率が下がることはあります」と山下さん。
ですが、メリットのほうがはるかに多いと感じられているそうです。
子連れ出勤ができる会社ということで求人にはスキルの高いママさんから多数応募があり良い人材が集まりました。子どもと一緒にでも働きたいと考えるママさんには共通して責任感の強さや向上心の高さがあるそうです。
また子どもの病気の際にお互いフォローし合い、気兼ねなく休めたり、職場の中で助け合いの雰囲気ができている。何より、子どもと一緒に働けるという環境の中で仕事をしているスタッフの方は「本当によい職場ですですね、ありがたいです」と笑顔で話してくれました。
会社に感謝しながら助け合い楽しく働ける・・・。効率や数値では測れないですが、このような気持ちで働いているスタッフの思いは会社にきっと還元されていると感じました。
こころ豊かにはたらくということ
「子どもが居なくても仕事をしていると大変なことは沢山あります。例えば話の通じない新入社員を教育するとか・・(笑)。子どもが居る大変さはその中の一つというだけです。
昔は子どもを連れて働くのが当たり前だったでしょう、お店だったり、畑仕事だったり。
あえてこの大変なのが自然と考え、すべてを受け入れるという気持ちです」という山下さん。
その想いは経営理念である『こころ、豊かに。』につながっていますね。
山下さんは現在、ママ達が活躍できる新たな事業を考案中だそうです。
子連れ出勤・・簡単ではないですが、このような取り組みを行う企業が増えて、ママ達がもっと働きやすくなる社会になってほしいと私たちも願っています。