献血中の託児サービス!
日本赤十字社あべの献血ルーム KiZooNaで
お子様見守りサービスを実施されているのをご存じですか?
私自身、妊娠前は職場で年に2回献血の機会があったり、
病院に勤めていたこともあり2人目の授乳が終わったら
そろそろ献血に行きたいなあと思っていたのですが、
子連れではいけないし、休日は主人に子どもをみてもらっても
混んでて時間のめどがたたないしと諦めていたので、
興味津々、スタッフ2人で子どもを連れて取材に行ってきました。
2016年2月にスタートしたサービス
お子様見守りサービスは、ボランティアの方がお子様を見守り、
安心して献血に協力していただくサービスとして、2016年2月からスタート。
毎月第4木曜日の10時から14時半に
幼児安全法を受講済みの子育てボランティアの方が
献血ルーム内のキッズルームで
原則0歳6か月から5歳児の子どもをみてくださいます。
毎月の利用者はだいたい1組で全く利用者がいない月もあったとか。
話をきいて思わず「もったいない」と声にだしてしまいました。
この日はキッズルームでボランティアの方が2名いらっしゃり、
ママが献血中のお子さんが一人利用されていました。
取材中、私たちの子どもたちもみてくださることになり、
笑顔のボランティアさん、たくさんのおもちゃに
2歳、0歳の子どもたちもスムーズに遊びだしました。
ルーム内はおしゃれなカフェのよう
日本赤十字社 あべの献血ルーム KiZooNaは
2013年あべのフェスタ献血ルームが岸本ビル3階に移転オープン。
キューズモールやHoopの前でよく献血の呼びかけされていますよね。
さまざまな商業施設、下町情緒あふれる商店街、
自然に囲まれ多くの命を育む動物園…多彩な表情を持ち
活気あふれる街“あべの”を行き交う人々が、ふと、命のつながりを身近に感じ、
「ホッと出来る場所」そんな献血ルームを目指しているそうで、
中に入ってみるとカフェのようなおしゃれな空間のいたるところに動物たちが。
探すだけでも楽しくなりそうです。
ちなみに、待合の椅子や献血用のベッドもおしゃれに
そして大阪チックにアニマル柄でした。
またルームの名前「KiZooNa」は、「絆」という意味以外にも
「Ki=木・大樹」、「Zoo=動物・動物園」、
「Na=菜・仲間・仲良し」といった意味が込められており、
生物の多様性を象徴する自然と地域の特性をとりこみ
多種多様な生物の命がこの場所でひとつにつながる
という思いが込められているそうです。
献血は健康であればできる身近な社会貢献の一つ
生きるために血がどうしても必要な人たちが存在しています。
そうした人を助けるためにも「献血」というのは
小さな一個人ができる大きな人助けですが、
若い世代の献血協力の減少が進んでいるとのこと。
ルームでは献血者へのプレゼントやイベントなども
企画されているのでぜひホームページを見てみてくださいとのことでした。
ちなみにこの日は『オラクルカード』で、
専門の方が来られて希望者にカードで恋愛、運勢、
人間関係などを占っていました。
他にも日替わりで、イヤーリフレ、マッサージ、
カラーセラピー、手相占いなどがあってなかなか楽しそうです。
また、献血にご協力いただいた方々への感謝の気持ちとして、
7項目の生化学検査成績および8項目の血球計数検査成績を
希望者には郵送しているそうで、個人的にはコレステロールなどが
なんとなく気になるので興味をそそられました。
献血にかかる時間
年齢や体重、血液の血色素量などによって
献血できる種類が限られてしまう方もいますが、
採血の基準を満たした方には 400mL献血 、成分献血をお願いしているそうです。
体重の少ない女性は200mL献血というイメージがあったので意外でした。
現在、医療機関で輸血に使用される血液製剤の内、
全血献血(400mL・200mL)から製造する血液製剤の95%が
400mL献血による血液製剤であり、200mL献血による血液製剤は5%と
大変少ない状況にあるそうです。
200mL献血は、16~17歳を中心とした若年層の方にお願いしているらしいです。
血小板製剤を必要する患者の増加、成分献血の方が、
身体の中で回復するのがもっとも遅い赤血球の成分を
体内に再度戻すため、献血者にとっても身体の負担が軽いなどで
特に女性は成分献血をお願いされることが多いそうです。
成分献血では40分から50分の時間がかかるので、
受付医師の診察、待ち時間などを含めて
60分から90分の時間をみておく必要があるようでした。
今回の取材時間は1時間ほどでしたが、
子どもたちはご機嫌に遊んでてくれたので
成分献血でも安心して献血できそうと感じました。
来月当たり、体調整えていきたいです。
お子様見守りサービス利用時は特に予約などは必要ないそうですが、
たまたま時間が重なってしまうことも考えられるため
「今どんな感じですか?」と電話で確認してくださいとのことです。
妊娠中の方や出産・流産後6カ月を経過していない方、
また、出産後6か月を経過していても、母乳授乳中で
出産後1年経過していない方は献血できませんが
興味のある方はぜひぜひ、献血で社会貢献してみてください。
(スタッフぽんた&まつこ)