子どもの成長とともに見直しが必要な防災グッズ。みんなが用意しているものを聞いてみました。
地震、台風など関西でも今年は災害が多く発生。そこでままちっち69号では防災についてママたちが日ごろ用意しているものなどを教えてもらいました。また、みなくるハウスでもほくせつ親子防災部の方をお招きして、防災についての座談会を開催しました。本紙に載せきれなかった意見を、ほくせつ親子防災部さんからのアドバイスと併せて2回に分けてご紹介します。第1弾は「防災リュックにいれておくもの」についてです。
ママたちのクチコミ
- ・生理用品。避難所では欲しいとは言いにくいので絶対必要。自宅に多めにストックしておくようにする。またオムツにあてて使用すると、オムツの消費を抑えて節約になる。
- ・ストローでふくらませるマットレス(300均で買える)。コンパクトだが、一度ふくらませるとコンパクトにはたためない。
- ・防寒用のアルミシート
- ・歯磨き用品。水が使えない場合があるので、マウスウォッシュを入れている人もいる。子どもには刺激が強いので、シートタイプなど。
- ・入れておくとよいものを全て入れたら、重すぎて持てなかった。乳幼児が2人いるので、1人抱っこ紐、もう1人を抱えたら、防災グッズとして持てるものはとても限られる。どういう優先順位で何から入れたらいいのか悩む。
- ・食品は、アメなどの最低限のものをリュックに。なんでもかんでも入れると持てなくなるのでかさばる食品は家にストックとして置いておく。
- ・子ども3人ともオムツが必要という状況のわが家。オムツ多めのストックに加え、Lサイズビニール手提げ袋もストックしている。ビニール手提げ袋とタオルで簡易オムツが作れるので。 食料は、賞味期限の管理が私には難しく、乾燥キャベツやひじき、切り干し大根などの乾物類、カップ麺を多めに置いているくらい。簡易オムツの作り方や、緊急時の調理法(麺を水で戻す、ビニール袋に米と水を入れて口を縛って茹でるなど、調理器具を洗わなくて済んだり、水自体もたくさん使わずに済む工夫)は、心構えとして知っておいたらいいなと思う。
- ・裸眼では何も見えないくらい目が悪いので、メガネは外出時も肌身離さず持っとかないとあかんな…と思い、携帯するようにしてます。2軍のものでいいので入れておくとよいかも。
- ・防災グッズを用意していたが、いざ必要なときに浸水などで荷物全部が濡れていた経験から、オムツやマッチ、ライターなどはジップロックに入れて防災グッズに入れるようにしました。
- ・①薬やペットボトル飲料少し。靴、懐中電灯や笛など、ほんとに緊急のもの。
②おむつや着替え、身の回りの物、保険証やお薬手帳
③保存食やペットボトル飲料(箱とかの大物)
①→最初に逃げる時 ②→落ち着いた時 ③→避難所とか決まったりして、更に落ち着いた時。 どれも安全確認しながらですが、3回に分けると取りに帰りやすく、緊急性の高い物からになるので良いそうです。 - ・完璧というのはない。子どもの誕生日に中身をチェック。オムツの入れ替えや賞味期限切れの食品のチェックをするとよい。
ほくせつ親子防災部の方からのアドバイス
- ・子ども用のお菓子:いつも食べ慣れたものを入れておく。アメ、チョコ、ビスケットなど。非難しても子どもは食べ慣れていないものには手を付けない。
- ・離乳食、アレルギー対応食は避難所ではもらえないものと思って、用意しておくべき。基本的に、誰かに何かもらえる、してもらえると思ってはいけない。自分のものは自分で用意する。
- ・たためるコップ:ほかの人とペットボトルを回し飲みする機会もあるようなので、コップがあると便利。
- ・水は2Lより500mlをリュックに。
- ・枕:かたいところに寝ないといけないので。100均のエアー枕でOK。
- ・現金:ジップロックに入れておく。コンビニなどで買い物できるようになっても、停電するとクレジットカードは使えない。現金は必要。
- ・保険証はコピーでいいので入れておく。
- ・レジャーシート:目隠しにも使えるので便利。子どもの着替えをのぞきにくるような人もいたりするようなので、目隠しのために持っておくと安心。
- ・ライト:両手が使えるように、頭につけたり首からぶらさげたりできるものがあると便利。
★リュックに入れるものは、濡れてもいいようにすべてジップロックに入れておく。
★押入れの中などではなく、家の出口の近くに。持ったらすぐに出られる場所に置く。
防災部の方がいつも持ち歩いているもの
いつ災害に遭うかわからないので、防災用のポーチをいつもカバンに入れている。
中身は、現金(ジップロックに入れる)、家族の名前や連絡先がわかるもの、家族の写真、生理用品、スマホの充電バッテリーなど。