2023年9月9日に阿倍野市民学習センターで開催された「性・生教育『こころとからだのしあわせ講座」。ままちっちスタッフも参加して運営のお手伝いをしてきました。

講師の辻由起子さんは、大阪を中心に子育てのさまざまな現場で当事者に寄り添って活動をされている方です。現場にも入りつつ、全国で講演活動もされ、23年4月からはこども家庭庁の参与としても活躍されています。（辻さんのホームページはこちらから）
講座では、辻さんが子どもたち・中高生・ママたちと日々接する中で、実際に見聞きしたり感じていることを中心に、親として知っておくべきことをたくさん聞くことができました。講座に参加したスタッフの声を紹介します。

スタッフT

ラインのさまざまなオープンチャットが、簡単に誰にでもできることを初めて知りました。実名でなくてもできるので、なりすましがいることをどれくらいの人が知っているのでしょうか。

大人なら疑ったりおもしろがれるところもありますが、何も知らない子どもたちはいつもそれが「本当」だと思い込んでいます。
バストが小さい子どもの悩みに、バストサイズはどれくらい？ちょっと見せて！と言う話題にも恥ずかしがりながらも写真を送る…。
共通の悩みのある誰かと分かち合いたいという思いが強いのかもしれませんがその正体、実はおじさんだったり…。
人を信じてほしい！疑うのはよくない！と子どもには伝えたいところですが、何でも簡単に情報が手に入る時代だからこそ、言っていいことと悪いことの区別を教えるべきだと思いました。
便利で物にあふれ豊かな時代。考えなくても機械に頼れば何でもしてくれる今。不便で人間の考えと身体だけで生きてきたちょっと昔とは正反対の時代に、私たち大人が知ることと教えることがどれだけ大事なことかを思い知らされた時間でもありました。

まずは自分を愛すること。
隣りにいる人を愛すること。
自分の気持ちを誰かに伝えられるようになること。
そして現実を恐れず、知ること。
孤立せずどこがで誰かとつながっていくことで、大抵のことは乗り越えていける。
人間はひとりでは生きていけない。
人が大好きな私にとってとても心強い、力になった時間でした。

スタッフS

まだまだ、浸透していない性、生　教育。まだまだ気にしてない方もいると思いますが、まずは気にしてみてほしい。核家族化とか、孤食とかって言葉が存在する今の社会では、まず、自然に身につくものではない。
だけど、人間も動物と同じで本来は「群れ」で暮らす生き物で、「命に関わることのプロが身近に昔はいたんだよ」って講習で教えてもらって　はっ！としました！
講座後の座談会では質問に辻さんが丁寧に答えてくださり、私の中のモヤモヤも晴れました✨✨参加して良かった！とすごく思えました！

スタッフA

今回、初めて「生教育」についての講座を受けました。
イメージでは、男女の性・プライベートゾーンについての話。と思っていましたが、実は誕生から大人まで、ココロとからだについての内容で、子どもだけではなく、我々大人にとってもすごく身になる、すぐ実践できる話でした。
性被害・ネットの危険・デートDVなどの実例を紹介されて、身の回りに潜む恐怖を再認識させられました。

一番印象に残ったのは「ココロのコップ」の話。子ども達は、学校や放課後に色々なことがあって…大人も、良いことも悪いこともあり。お互い「優しいことば」をかけ合うと、お互いに幸せな気持ちになれる。とても簡単な事なのに、日頃は全くできていませんでした。猛反省。

少し意識を変えるだけで、ココロは健康になるんだな。と、気づかされました。
気持ちを新たに、子ども達と過ごしていこうと思いました。
※忘れた頃に、また講座を受けたいです。

スタッフH

▪️こころとからだのしあわせブックは特定非営利活動法人ミラクルウィッシュさんのサイトからダウンロードできます。ぜひご覧ください。