Column 子育ても、キャリアも、私らしく― 阿倍野で3人育てながら働く私の選択

子育ても、キャリアも、私らしく― 阿倍野で3人育てながら働く私の選択

「子育てから職場へ復帰されるみなさんへ」

おかえりなさい、そして、これからがまた新しいスタートですね。
育児と仕事、どちらかを我慢したり、あきらめたりするのではなく、柔軟に混ぜ合わせて共存させていく。そんな「ワークライフブレンド」という考え方や、周囲に助けや支援を求める「ヘルプシーキングスキル」を磨くことが、今の時代を生きる私たちにとっての大きなヒントになるのではと思っています。

こんにちは、いっこです。 阿倍野区で子育てをしながら、松虫でみんなの図書室ほんむすびというシェア型図書室を運営したり、子ども・子育てプラザで働いたり、フリーランスでキャリアコンサルタントをしたりしています。

私には3人の子どもがいます。それぞれ出産後、育児期を越えて3度復職を経験。第一子、第二子は仕事を退職しての出産だったので専業主婦からの復職でした。

2度の専業主婦時代に考えたのは“とにかく社会とつながりたい!”ということ。子どもの成長をつぶさに見られる環境には感謝する反面、自己成長や達成感を感じられぬまま一日が終わり(いや実際には夜間授乳や夜泣きで眠れず一日が終わらない)、これいつまで続くの?という不安が消えなかった。そんな日々を経て「働くとは自分を表現すること、やっぱり能力を発揮して誰かが喜ぶ何かをしたい!」と思ったタイミングで、就活を始めました。第一子は産後1年が過ぎた頃、第二子は産んだ翌週くらいのことです。(子を持って働くには保活という高い壁があり、乗り越えた記録についてはよろしければ、ままちっちバックナンバーvol.65~69ご参照ください。noteからも読めます。)

いっこさんのnote

第三子の時は大きな組織で働いていたので、初めて育休復帰を経験。子を生み育てて戻る場所がある有り難さをひしひしと感じました。

働き方は、その時々で自分にフィットする方法を考えてきました。

私の場合、保育園は子の生活そのものを支えてくれる福祉施設であり、子の育ちと保護者の子育て両方を応援してくれる場所であると考えて、延長保育19時までしっかり見てもらってフルタイム勤務を貫きました。一方、小学校は子の生きる力を育む教育機関ではあっても生活をみてもらう場所ではなく、下校も早く、自身の在りたいキャリアも考慮した結果転職し、時短勤務に切り替えました。フルタイムでよかったことは、収入が安定しているので将来の不安を感じることなく、自分にも子どもにもお金が使えたこと、責任ある仕事を任せてもらえてやりがいを得られたこと。時短でよかったことは、子どもと過ごす時間が増えるため、習いごとの送迎を含め子どものやりたいことをすぐそばで応援してあげられたこと。私には、そのどちらも必要だったのだと思います。

日本の社会を見てみると、子を持って働くことがまだまだ大変過ぎる。それでも、子どもがいるから今の私がいる。子どもが好き、自分らしく働くことも好き。欲張りでも、両方楽しんで幸せに生きられたらいいなと思っています。

⚫︎就活中に利用したところ

・大阪マザーズハローワーク

・OSAKAしごとフィールド

・子育て・しごと応援ルーム「ふぁみタス」

・西川倶楽部

⚫︎復帰前に登録したところ

・ファミリー・サポート・センター

・病児保育施設

・病後児保育施設

・キッズライン

・ノーベル(説明会参加、登録はせず)

⚫︎働いてから実際に子を託したところ(優先順位の高い順)

1.保育園

2.パートナー(極力これ。協力してどちらかが対応)

3.病児保育施設(医師連絡票が必要なので要受診&施設の予約が取れたら)

4.育休中のママ友(小さい子いるのにごめん、ありがとう)

5.幼馴染みのお母さん(どうしても誰もお迎え行けないときにお願いした)

6.(番外)子が入院になった時は、遠方からじぃじ&ばぁばに長期で来てもらった

子育てしながら働くのは大変。
いろんな人に助けてもらう力を磨くが勝ち!
ひとりでがんばりすぎず「みんなで子育て」が笑顔の秘訣です。