6年間の育休を取得したパパの連載です。子育ての日々の様子をパパの視点から伝えます
男性である著者が、育児休業を6年取得して感じた、出産前から1歳ごろまでの「あるある体験談」です。主に男性を対象としていますが、プレママ・プレパパにも楽しんでいただけるように書きました。
男性が育児休業を取得する際の参考にしていただき、女性のワンオペレーション育児を軽減する期待を寄せています。
(おおさか たろう)
15 「完母、混ミ、ミルク」なぞなぞクイズじゃありません
・完母=完全母乳のこと。
・混ミ=母乳とミルクを混合して赤ちゃんにあげる。
・ミルク=ミルクだけを赤ちゃんにあげる。
育て方は夫婦で話し合いになると思います。おっぱいは男性は出ませんが、ミルクは作れますよ。ミルクをあげるのは育児の醍醐味の1つだと思います。率先して男性はミルクをあげましょう。私はほ乳ビンを水洗いして、電子レンジでチンをする。粉ミルクとお湯を必要量入れる。そして、水にほ乳ビンをつけて冷ます。簡単ですよ。
ミルクの温度は人肌ぐらいという人もいますが、私は人肌の温度に作れたことがありません。人肌より少し冷たいぐらいでした。でも赤ちゃんは元気に育っています。熱すぎは絶対にダメですよ。赤ちゃんがヤケドしますから手首の裏で熱さを確認してくださいね。
今は液体ミルクも出てますから「ミルクを作るのが大変だ」という人にはオススメです。そのかわり値段は高めです。液体ミルクは時短したいとき(例:夜の授乳)や防災用品としても活躍しそうですね。
16 オムツは1日8枚いりました
赤ちゃんは身体が小さく、胃袋やぼうこうなども小さいのでしょうか。よくオシッコをします。妻から「1日8枚オムツはいるよ!」と言われた時はビックリしました。オムツメーカーの宣伝で「一晩でも大丈夫」というような事を信じていたから意外でした。妻によく聞くと「オムツかぶれになるから」と言われました。そうなんだ!紙オムツだと1パックで2~3週間はもつ感じでした。
紙オムツのパックを開けた日をペンでパックに書いておくと、だいたいの次の紙オムツ購入の目安がつきますよ。あと、紙オムツはテープ式とパンツ式があるので、買う時に間違えないでくださいね。
17 紙オムツはテープ式?パンツ式?
紙オムツは各メーカーが工夫をほどこして、さまざまな種類を販売しています。でも、まずはテープ式とパンツ式のどちらを使うかおさえてください。テープ式は新生児~1歳頃まで使うと思います。逆流防止ギャザーというのを広げて使ってください。そうしないと、ウンチが漏れて服につきます。
赤ちゃんを寝ころばせて、交換するオムツの下にあらかじめ新しいオムツを敷くと、オムツ替えに手間取らず便利ですよ。
離乳食の頃になれば、ウンチも固形になりだして、寝ころばせてのオムツ交換も大変になってくる頃です。発育状況にもよりますが、最初はテープ式、そしてパンツ式へとなります。私は7か月の時に間違えてパンツ式を買ってしまいました。その時は不慣れなせいもあるでしょうが、寝ころばせてのオムツ替えの時に、赤ちゃんが腰を左右に振って遊んでいたこともあり大変でした。
18 オムツはどこのメーカーがいい?
オムツの決め方で参考になるのは、サイズ・デザイン・オーガニックなど様々です。ちなみに私は「安心感」で決めています。とても自己満足な決め方で赤ちゃんには申し訳ないですが。でも有名メーカーなので大丈夫かなと思ってます。
ポイントでギフトを頂くのを楽しみにされている方もいますし、オムツ1枚あたりの単価を計算されながら買っている方もいます。そのメーカーが気に入らなかったら、次から他のメーカーを買えばいいだけです。力を抜きながら決めましょう。
19 「ウンチNG!」それはダメですよ
赤ちゃんの最初の頃(離乳食を食べ始めるぐらいまでだったかな?)は、ゲリのようなウンチです。自分以外のウンチをはじめて見る方もいらっしゃるでしょう。ウンチは汚いものですが、ご自身の赤ちゃんが出したものなら、キッチリお尻を拭いてオムツを替えてあげましょう。最初はハードルが高いとおっしゃる方も、がんばって慣れてください。これができると、将来赤ちゃんと二人でベビーカーに乗せての外出へと幅が広がりますよ。
20 沐浴。肩や腰にきます
生後1か月ぐらいまでは、専用のベビーバスがあり、そこで洗ってあげます。結構、体力がいり肩や腰にきますよ。意外に力仕事なので男性の出番です。沐浴の仕方は、病院で出産前に沐浴教室みたいなものがあると思います。もちろん男性も参加可能な所が多いので、ご夫婦で出席されてはいかがですか?インターネットの動画検索サイトでも少なからずあって、私は沐浴の参考にさせていただきました。
21 入浴。夫婦でリレー方式でやってみよう
生後1か月の沐浴が終わると、普通の浴槽での入浴となります。1人でもできますが、私たちはどちらかが赤ちゃんと入浴して、終わったらパートナーとバトンタッチ。洗い終わってからは、身体を拭いたり服を着せてもらう方が効率的だと思って実践してます。冬に一人で赤ちゃんと入浴する場合は、なるべく脱衣所を暖かくして、お着がえセットを準備してから入浴しましょう。特に冬は風邪をひかないように気をつけてください。
22 わが家の入浴
入浴には色々なやり方があり、危険でなければどれも正解だと思いますが、わが家の例を紹介します。
前述のリレー方式ですが、まずパートナーに「今日は何分で入るから赤ちゃん迎えに来て!」と伝えてお風呂に行きます。私と赤ちゃんともにお風呂に入ります。椅子に腰掛けたら、両太ももが水平になるので、赤ちゃんを横に寝かせます。そして、下半身から上半身へとお湯をかけていき、最後に顔が濡れないように髪にお湯をかけます。その後、全身ボディシャンプーで髪を洗い、上半身から下半身へと洗っていきます。すべりやすいので、左手は赤ちゃんの首元を軽くつまんでいます。最後にお湯でシャンプーを洗い落とします。顔にかからないように気をつけます。私もかかり湯を少しして一緒に浴槽につかります。そうしていると時間になり、パートナーが迎えに来て赤ちゃんを渡します。
後はパートナーが赤ちゃんの身体を拭いたり服を着せている間に、私は自分の身体を洗います。私がお風呂を終わる頃には、パートナーがは赤ちゃんの着がえをすませて、別の部屋で授乳してます。
23 ママは寝不足なんですよ!
赤ちゃんが生まれて、家族の生活リズムは赤ちゃん中心になります。その中で男性側が見えない事もあります。夜の授乳です。ママは毎日、赤ちゃんのために夜中1〜2回は起こされて授乳をされます。
朝、睡眠不足で不機嫌だったり、起きられなかったりと大変です。夜中に、毎日たたき起こされるとなると、誰でもストレスですね。家事や育児の役割分担や比率を見直すキッカケかもしれません。
24 男の家事の達成感と女性が望む期待値は違うようで…
タイトルが示すように、一般的に男性の家事・育児のやっている感と女性が望む期待値は違うようです。男性は2つ3つの家事を分担したら、家事をやったなあという感情が生まれます。しかし女性はもっとやって欲しいそうです。そこは夫婦でコミュニケーションを取って解決してください。家事の質や回数だけでも大きくズレがあるかもしれません。
25 爪切り
赤ちゃんは爪が良く伸びます。多い時には週2回ぐらいは爪切りが必要です。爪は専用のハサミで切ります。驚きでした。実は私は爪切りは手まで切りそうで、怖くてほとんどパートナーに切ってもらってます。
爪切りのタイミングは、赤ちゃんが寝てる時に切ると、暴れられなくていいそうです。私はパートナーに「ありがとう」と言ってます。
26 新生児訪問があります
生後1か月頃に自治体から保健師、助産師もしくは民生委員の方が家に来ます。自治体によりどの方が来るかはさまざまらしいです。新生児や母の状態を観察に来ます。心配や不安なことがあれば聞いてみるチャンスです。