6年間の育休を取得したパパの連載です。子育ての日々の様子をパパの視点から伝えます
男性である著者が、育児休業を6年取得して感じた、出産前から1歳ごろまでの「あるある体験談」です。主に男性を対象としていますが、プレママ・プレパパにも楽しんでいただけるように書きました。
男性が育児休業を取得する際の参考にしていただき、女性のワンオペレーション育児を軽減する期待を寄せています。
(おおさか たろう)
3回目は子どもとの外出編をお送りします。
27 日光浴がてらお散歩しませんか
日光浴は大切ですよ。私は近所だけですが、20〜30分かけて日光浴がてら、ベビーカーに赤ちゃんを乗せて散歩します。近所のお散歩を楽しまれてはいかがでしょうか。
28 外出は混雑を避けて
赤ちゃんと外出するとなるとベビーカーが必要となってきます。どんなに小さいベビーカーでも大人1人分ぐらいのスペースを取ってしまいます。使う側からしたら便利な移動手段ですが、他人からしたら困ったシロモノに見える時もあるかもしれません。
ということで私は、平日の昼間など混雑時を避けた行動をとるように心掛けています。
29 混雑時の外出は?
先ほど混雑時を避けた外出をオススメしました。逆にどうしても混雑時に外出が重なる時のお話しをさせてください。近場だけなら、抱っこひもです。ベビーカーを家に置き、抱っこひもに赤ちゃんを入れての外出です。
遠出するなら、ベビーカーと抱っこひもの二刀流をオススメします。ベビーカーでの移動を主軸に置きます。抱っこひもは混雑した時に使うまでしまっておきます。抱っこひもを使っている時は、ベビーカーは折りたたんで持ち運びましょう。赤ちゃんの機嫌を取りながらの移動なので大変です。
夫婦でがんばってくださいね。
30 地域のイベントに出かけてみましょう
赤ちゃんが3か月を過ぎたあたりから、私は地域の子育てイベントに参加していました。自治体や自治会主催のイベントなどがあります。
子育てイベントのいい所は、同じ年代の子どもを見られたり、お互い相談できたりすることです。ママがほとんどなので、パパ1人だとハードルが高いので、夫婦で行かれるのもいいですね。育児の気分転換にもなりますし、赤ちゃんの体重を計測してくださるところもありましたよ。
31 ブックスタート?
「ブックスタート」とは、赤ちゃんと親が絵本を通じて、楽しい時間を分かち合う事を目的としているらしいです。赤ちゃんが絵本に接する応援をしてくれるみたいで、有名な絵本を自治体が1冊くれました。図書館の方が地域の子育て広場に来られて、親子数組の前で色々な本を読んでくれました。
案の定、男は私だけ。コロナ予防のため、人数制限もありました。赤ちゃんが読んで好まれる本も教えてくださりました。「色がはっきりした本」らしいです。これからの絵本選びの参考になりました。
32 たまにはランチもいいですよ
先程から、外出のことに触れていますが、今回は本格的な外出になります。と言っても、肩ひじ張らず、まずは外出の準備から。替えのオムツ、おしりふき、ビニール袋(使用済みオムツを入れます)、ミルク、おもちゃは用意して持っていきましょう。
お店に予約を入れる時は、赤ちゃんの人数も入れてベビーカーで行く(店内で使う)旨を伝えましょう。「赤ちゃんは食べないから人数に入らない!」と思って夫婦2人の予約をすると、カップル席を紹介されることもあります。ベビーカーが置けない!
ベビーカーを押している時は景色が変わって静かな赤ちゃんでも、店に入ると退屈がって泣く時もあります。その時は私はミルクを飲ませたり、おもちゃを渡して機嫌を取っています。
「赤ちゃんNG!」の高級店より、近くのファミリーレストランや料理屋さんに行って、家事の軽減と気分転換をしてみませんか。
33 世間話しをしましょう
赤ちゃんのお世話をしていると、ついつい無口になったり、赤ちゃん言葉になりがちで、大人の会話についていけない事ないですか?実は私も大人の言葉やコミュニケーションがすぐ出てこなかったことがあります。
私見ですいませんが、そうならないようにたまには世間(コミュニティ)に出て大人の会話をして、社会人としてのコミュニケーションスキルを保ってみませんか。
34 外出先でのオムツ替えのタイミングはいつですか
外出時間や持っていくオムツの数で決まるので、一概には言えないんです。でも、ウンチが出たら必ず替えましょう!臭いもあるので。今の時代、多目的トイレにほとんど折りたたみ式のベビーシートがあると思います。そういった所がない時はどこかで場所を借りてすることになるので大変です。
外出するときは、多目的トイレや授乳室を気にしながら、行動の計画を立ててくださいね。近所の外出だと一枚くらい持っていれば安心でした。
35 忘れ物しちゃった!
外出するときの私の持ち物は、ミルク、替えのオムツ、おしりふきの3つですが、人によっては増えたり減ったりするでしょう。たった3つですが、重要な外出でミルクを家に置いてきてしまったことがありました。たまたま、赤ちゃんの授乳時間までに帰れたから良かった。皆さまもお気をつけください。
家族で出掛ける時で分担が決まっているなら、お互い確認してみましょう。
36 雨の日は大変なんです
雨の日は散歩に出るのも一苦労なので、家に閉じこもりがちになります。赤ちゃんも何かイライラしてそう。そんな日は、家の中でしかできない事を色々してみませんか。手遊びや音楽を一緒に楽しんでみたり、絵本を読んであげたりと、できる事はいっぱいありますよ。
それでもグズる時は抱っこして落ち着かせてあげるとか、おもちゃで一緒に遊んでみるとか、色々と試してみてくださいね。
37 手遊びのレパートリーは1つくらい持ちましょう
赤ちゃんはグズります。そんな時に手遊びが1つ2つあると助かりますよ。私の持ちネタは「アタマ・カタ・ヒザポン」と「ら・ら・ら ぞうきん」です。これだけで、かなり助かりました。毎日、赤ちゃんにしていると、いいスキンシップになりますよ。私は積極的にしています。地域のイベントで教えていただける場合もあります。
38 赤ちゃんにクラシックを
何かの本で読んだのですが、赤ちゃんにクラシックを聞かせると、耳や頭の発達が良くなるらしいです(真偽は不明ですが)。でも親も一緒に聞くので心が落ち着きますよ。私はそれを信じてインターネットの動画投稿サイトでクラシックを新生児の時から聞かせていました。
39 自分だけの時間を作りましょう
育児が始まれば、ミルクや抱っこやオムツ替えなど赤ちゃんを中心に生活がまわります。時間はあっという間に過ぎていきます。気がつけば、ご自身のやりたかった事などできずに終わってしまいます。育児の合い間の時間を見つけて、自分の時間を取ってください。
何がしたいか、メモなど記録につけておくのもいいと思います。私の場合は、赤ちゃんが寝ているタイミングやパートナーが見てくれているタイミングを自分だけの時間に使っています。この原稿も、左手に赤ちゃんを抱っこしていて、右手にペンを持って書いていました。そんな自分だけの時間でも「あり」だと思います。
40 お互い気分転換は必要です
前述しましたが、自分の時間をみつけたら、リフレッシュに使えてますか?インドアでリフレッシュかアウトドアでリフレッシュかは人によりますが、育児で疲れてませんか?あなたが元気になって、また育児に向き合えるようになってくださいね。
育児でどっぷりしんどい時は、たまにならご両親の助けを借りませんか。赤ちゃんから物理的距離を取る必要があるかもしれません。半日や一日ぐらいなら、ご両親も嫌がる事なく手助けしてくれるかもしれません。夫婦だけでの育児に疲れたら、ご検討してみてください。