大切なことは砂場で学ぶ。保護者の手作り給食が大人気
「子育てを全力でサポートしたい」という園長先生。先生方にもその理念は伝わっています。
ママ、時にはパパも参加するという給食当番。調理員さんと栄養士さんと一緒に作っています。
のびのび遊んでいてもあいさつやお話を聞くときにはしっかりと。切りかえられる子どもたちに。
保護者が作る給食に子どもたちも大喜び!
ママの就業率が高い園ですが、給食が保護者の手作り、というので驚きです。
フルタイムで働くママも年間でスケジュールを調整してみんな喜んで参加するそう。
「アレルギーへの対応もていねいですし、私自身メニューの勉強にもなりました。教室への配膳もするので子どもたちの様子もよくわかります」と参加しているママ。毎月の誕生会メニューはメニュー作りから一緒にするそうです。
無料の試食会もあり、未就園児でも園庭開放時に申し込めます。
子どもは砂場で多くを学ぶ
園長先生は、子どもの成長に大切なことはすべて「砂場で学べる」といいます。「入園後、まず人の作ったものを壊すところからはじまります。子どもに悪気はありません。隣で泣く子を見て、そして自分の作ったものを壊される経験をしてはじめて気づくんです。
その経験を何度となくするうちにコミュニケーション能力が培われ、いつしか『みんなでトンネル作ろう!』と成長していきます。
また、園庭を走り回る、ぶつかる。そこから身体の使い方や痛みを知ってルールを守る大切さなど命を守る基礎基本となるたくさんのことを学んでいるんです。小さなケガは大きなケガを防ぐために必要です。
今こけずにいつこけるんですか!(笑)」と熱く話してくださいました。
幼稚園のその先を見つめた保育
高校の校長としての経験もある園長先生。
子どもの成長の先を見つめると幼児期のたくさんの習い事はむしろよくない、といいます。「本人に気持ちがない習い事はむしろ悪影響。小学校でやるべきことを無理に先取りすることで勉強嫌いを作ったりすることも」。
積み木で立体の概念を学んでいたり、ただの遊びに見えることから実は子どもたちは多くの学びを得ているそうです。
園長先生が保護者に「これどうしたらええと思う?」と意見を聞くことも多く、保護者が気軽に相談できる雰囲気があり、先生方との距離がとても近い園です。
園長先生からひとこと
子どもたちには土をたくさん触らせてあげたいので、砂場の維持管理には力を入れています。薬をまく方法もありますが、口に入れても大丈夫なように定期的に掘り返し、酸素にあてて嫌気性の細菌を消毒しています。幼児期に親子でたくさん遊んで生き方や楽しみ方の基礎を育んでほしいと思いますね。
保護者の声
給食を手作りでしているところ。預かりの延長保育を、早朝から遅くまでしているところ。英語の授業が入っているところなど。
アットホームで子どもたち、先生方、親の笑顔があふれる幼稚園です。ほどよく親参加型。幼稚園内に給食室があり、親が給食を作りに行きます!子どもたちに温かいご飯を届けることができるのが魅力です。先生方が、子どものために全身全霊を尽くしてくれています。
住所 | 大阪市阿倍野区天王寺町南 2-26-32 |
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TEL | 06-6719-2710 |
HP | http://choyogakuin.jp/abeno-shogaku.fuzoku.cs/ |
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