まもなく投票日。子育て世代が投票することについてコメントをいただきました!
2022年7月10日(日)は参議院議員選挙の投票日です。前回の参議院選の阿倍野区の投票率は大阪市24区の中で1位だったこと、知っていましたか?(大体いつも阿倍野区1位です)
それでも大阪市の30代〜40代の投票率は、30%〜40%です。
そこで、阿倍野区のママでもあり桃山学院大学ビジネスデザイン学部特任講師として活躍されている岩田千栄美さんに、子育て世代が投票に行くことについてコメントを寄せてもらいました。
子どもたちに社会とのつながりを伝える機会に
参議院選挙が始まり、街中でもよく候補者の演説を見かけます。
小さいお子さんがいるご家庭では、大きな音にお悩みかもしれません。
私も、息子たちが小さい頃は(やっと寝かしつけたのに…)と思っていました。
しかし、子供が小学生になった頃からは、選挙があれば積極的にその話題について会話するように意識してきました。この参議院選挙では、中学生になった長男と一緒に候補者の演説を聞きに行ったりもしています。
もちろん息子に投票権はありませんが、社会の仕組みについて親子で話すきっかけになりますし、自分の暮らしと社会がつながっていることを実感して欲しいと思っています。
日本の学校教育では、政治について学ぶ機会が多くありません。(私たちの暮らしを左右する大切なことなのに!)ですから、家庭の中で政治についての会話をすることが子供たちにとって学習の機会になります。
自分が投票に行ったところで何も変わらない。
誰に投票すればいいのか、よくわからない。
ちゃんと考えて投票したいけど、考える時間や余裕がない。
そう感じている方も多いのではないでしょうか。その気持ち、とてもよく分かります。
でも、例えばコロナ禍で休校・休園になり、在宅ワークも増えました。休校や休園の決定、マスク着用の指示などは、私たちが選挙で選んだ人が決めたことです。投票の結果がいろんなところで自分たちの生活に影響してきます。満足しているか満足していないのか、投票を通してその想いを伝えるしかありません。
そうやって、社会のこと、子供たちの未来のことを考えて《投票に行くよ》というお話を、ぜひお子さんとしてみて下さい。子供たちは愛されていることを実感でき、また他の誰かを思いやることができる人へと育っていくのではないでしょうか。
岩田千栄美さんプロフィール
大阪市生まれ。大阪市立大学(現大阪公立大学)大学院 創造都市研究科 博士課程 満期退学。女性のマネジメントや育成に関する研修やセミナーの実績多数。桃山学院大学ビジネスデザイン学部(桃山学院中学高校となりに2020年9月開設)特任講師。中1と小4の2児の母。