文具店に並ぶ手作りスイーツが密かな人気
人気商品は「カップシフォンケーキ」やカスタードプリン(各200円)。クッキーは8~10種類が並びます。ただ、1人で作っているため日によっては品数が少ないことも。
「みんなが日々、気軽に食べられるお菓子が理想」と山口さん。将来は「食堂をできたらいいな~」と夢はひろがります。
『帝塚山マルシェ』でのワークショップはいつも大人気。「子どもたちのアイデアや工夫が本当におもしろい!」
文具店に並ぶ焼き菓子の数々
「帝塚山にスイーツが並んでる文具店があって、しかも美味しい」と聞き、これは行かねば!と行ってきました。その名も「だいこくや洋菓子店」。店内は昔ながらの文房具屋さんで、その一角にプリンやシフォンケーキ、クッキーやメレンゲなどが並んでいました。
作っているのは山口徳子さん。学生時代からお菓子作りが好きで、周囲に配っていたそうです。短大で栄養士資格を取得、就職後も夜間の調理師学校へ進み、調理師資格を取得したそうです。しかしその後結婚。専業主婦として2人の子育てに専念し「クリスマスなどにお友だちにお菓子を作ったりしていたくらいで、お店を持つなんて全然考えてなかった」という山口さん。その後も子どもやその友だちと一緒にお菓子を作ったりピザを作ったり。「それがすごく楽しくて」とお菓子作りを続けていました。
手作り市に初出店し、感動
その頃、南港の「手作りバザール」の存在を知り、一念発起。文具店の一角を改装し、営業許可を取得し友人と初出店にチャレンジしたそうです。「初めて自分のお菓子が売れたときには本当に感動しました」と山口さん。その後、いろんな「市」や「マルシェ」が各地で開催されるようになり、出店する機会も増えました。その頃には仕事を辞め、現在はアルバイトをしながらお菓子作りに励んでいます。
こだわりは持ちながらも“普段着”のお菓子を
お菓子の材料には、エサもこだわっている淡路島の純国産鶏の卵を取り寄せているほか、できるだけ国産の材料を使用。砂糖はきび砂糖、バターは「よつば」を使用しています。ですが、こだわりすぎず『普段のおやつ』としての値段設定を心がけられています。
「ビクトリアケーキ」(1カット350円)やチーズケーキ、夏期限定の「甘夏のゼリー」「トマトのゼリー」は今春からの新作だとか。最近は、個人やお店などのお祝い事やイベント時の小さなギフトとしての注文も増えてきているそう。PTAのお茶菓子なんていう注文もあったそうです。「今後は外国の郷土菓子に挑戦していけたら」と本当に楽しそうな山口さん。だいこくやさんのお菓子の素朴な味わいは山口さんの人柄そのものです。
住所 | 大阪市住吉区帝塚山東3-9-14 (大黒屋文具店内) |
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TEL | 06-6671-6070 |
営業時間 | 12:00〜19:00 |
定休日 | 日 |
その他 | 上記日時で文具店は営業しておりますが、本人が不在のことも多いので、ご確認いただければありがたいです。 |
メール | - |
HP/SNS | https://www.facebook.com/tedukayama.daikoku |