成長段階に応じたことをできるようにがんばることが自信に
秋には落ち葉のたき火で焼き芋。ほくほくのお芋、早く焼けないかな~。
何十年も伝統的に続いているオリジナルのミュージカル劇。卒園生が顔を合わせると世代を超えた共通の話題として盛り上がります。
7月には枇杷を収穫。係のお母さん達もワイワイ楽しみながらのお手伝い。
音楽劇はすべてオリジナル!
園には初代の園長先生と娘さんによって作られた独自の歌がたくさんあります。そのオリジナルの歌と台本でのミュージカルをおひな祭り、上皇様、天皇陛下がお読みになった「かみさまのおはなし」と一年でたくさん演じます。また年に一度、有志で集まったお母さんから劇のプレゼントが。「学園祭を思い出すわ~」とママたちの楽しみの一つにもなっているそうです。
体中で季節を感じられる園庭
イチョウ・桜・柿・ビワ、ドングリなど、園庭にはさまざまな種類の木があります。実を食べるのはもちろん、葉をママゴトのお皿にしたり、落ち葉の布団で寝転んだり、落ち葉を集めたたき火で焼き芋を作ったりもします。豊作の時には干し柿を作るセット(柿、吊るすための紐など)が各家庭に配られたことも。
木につきものの毛虫は理事長先生が薬を使わず、一匹ずつ捕まえて対処してくれるので裸足で駆け回ることの多い子どもたちも安心です。
するべき時期にするべきことを丁寧に
ここ数年、力を入れている絵画。
外部講師に先生たちが絵を習ってそれを子どもたちに伝えます。日々の土、水や自然のものを使った十分な遊びからわき出てくる発想や想像力が素直なのびのびとした絵に表れていると外部から評価されることも多くなってきました。
かきかたも年中年長と続けて指導していただいてます。
また体を動かすこともとても大切に。年長さんはクラスごとに毎月目標を決めてみんなでチャレンジ。周りの子ができると「よし!自分も」と刺激し合いながら頑張ります。
「成長段階に応じてその時にすべきことを経験する。それができることで自分自身に自信が持てるようになり、次への意欲や自発性もにつながるんです」と園長先生。
また「教育とは難しいことを教えるのではなく、子どもに機会を与えわかりやすく説明すること、と考えています。もめごとが起きた時は『相手の気持ちを聞く、自分の気持ちも言う』機会を作った上で根気よく説明します」とも。
ひとつずつていねいに向き合ってくれる園だと感じました。
園長先生からひとこと
入園前の家庭において「できることは自分でさせる」ことがとても大切です。お母さんが先に言いすぎると言われないとできないということにもなりかねません。お母さんも待つのはしんどいと思いますが、「自分でやってみる→わからないことがあれば自発的に聞く」気持ちを持たせるのが大切です。できることをゆっくりとひとつずつ増やしていきましょう。
保護者の声
教育的なプログラムは少ない気がしますが、その分自由遊びの時間が多く、広い園庭で自然と触れ合い、自由な時間をどう過ごすかを子どもたち自身で考えて過ごせるところが気に入っています。先生たちも、子どもたちと一緒に走り回り、泥遊びにも付き合ってくれる温かく元気な先生ばかりです。
回転遊具があったり、果樹の収穫、たき火など、広い園庭でいろいろ体験できます。先生方は、子どもの性格や発達をふまえて見てくれます。
住所 | 大阪市阿倍野区相生通 2-6-2 |
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TEL | 06-6661-7418 |
HP | http://www.akahashi.ac.jp/ |
その他 |