Column 3歳以下の子どものいるパパへの子育てアンケート Part2

3歳以下の子どものいるパパへの子育てアンケート Part2

阿倍野区及びその周辺区 にお住まいの3歳以下の子どものいるパパを対象に、子育てに関するアンケートを実施しました。今回はその結果のPart2をお送りします。

子育てで大切と思うつながりとして家族以外では、親族との関係を求めているのが6割以上となった。次いで、子どもが通う保育所・幼稚園等や地域の人が、それぞれ5割弱となり、子どもが接点となる場面での人間関係・つながりが重視される傾向がみられた。一方、仕事の仲間や趣味の友人、出身校の友人など、パパ自身のコミュニティでは、子育てと結びつけて関係を築くことは少ない傾向にある。

子育てのことで気軽に話せるパパ友があまりいない人は約5割、まったくいないを合わせると8割にのぼり、身近なパパ同士のつながりは希薄と思われる。子育てで大切にされる人間関係やつながりでは、家族や親族に偏っており、子育てについて気軽に話せる関係として友人が挙がることは比較的少ない。その中でも、子どもが通う保育所・幼稚園等や地域の人は、子育てで大切なつながりと思われながらも、なかなか関係を築けていない状況もうかがえる。

気軽に話せるパパ友はあまりいないが、ライトな関わりからつながりたいと思っている人が多いことがうかがえる。パパと地域をつなぐ子育てコミュニティとして、気軽にキッカケが求められると考えられる。

Q14. 子育てに関する公共施設(事業)を利用したことはありますか?

子育てに関する公共施設や事業の利用状況については、子ども・子育てプラザ、ふらっとひとばなどを利用したことがあるパパが半数弱と多く、子育て関連施設が一定の役割を担っている。その他の子育て相談や講座などの機会は、区役所や図書館など区単位での施設で開催さるものは知名度は高い傾向にある一方で、地域の会館などより地域の身近な場面での子育て関連の取り組みはあまり知られていないことがわかった。さらに、市民活動センターやクレオ大阪のように複数区にまたがる施設の知名度はさらに低いことがわかる。

利用や知るキッカケとなっているのがママからの情報が大半であり、ママへの情報発信と夫婦間の話し合いがキッカケとなっていることがうかがえる。また、現状としては、区を対象とした施設の利用に次いで、より身近な地域の会館の利用したことがあるパパが1割ほどおり、ママだけでなくパパ同士のコミュニティなど広げ方次第ではより知ってもらい利用につながる可能性もあると考えられる。

Q15.Q14で回答した子育てに関する公共施設(事業)を利用したキッカケを教えてください。

■広報ツール・検索より

・Instagramや図書館のチラシコーナー

・Instagram他

・チラシ

・フリーペーパー

・区の広報(2)

・区民だより、情報誌、妻の情報

・区役所の情報

・地域の回覧板

・連れて行ける場所を調べた

■紹介・クチコミ

・妻と一緒に参加(4)

・妻から聞いた・勧められて(13)

・妻が予約して

・妻が利用していたため(3)

・妻が利用している話を聞いて興味を持ちました(3)

・知人から聞いた・勧められた(2)

■その他

・コロナ禍で周りの子育て事情が気になって

・パパ友が欲しかった。

・興味があったから

・一度行ってみたかったから

・家の近くにあって休日も開館していたから。

・近所にあるから

・買い物に行った先にあった。

・家より広く遊ばせられるから

・絵本を読み聞かせたかったから

・子どもと外で遊ぶ時間を取るため

・子育ての相談

・借りてた本を返すタイミングで

・本を借りるため

・本好きな子供で毎日寝る前に読み聞かせをしているので本を借りに行った。

・保育園にいってないので、同じ月齢の子と遊ばせたかったので利用しました。

・保育園に関することで区役所に行った、絵本の読み聞かせ講座で利用した

・スタッフだから

Q7-7での子どもとの接し方で、怒ったり叱ったり頻度の回答では、ほぼ叱らないパパが半数以上と多いことに対し、しつけ・叱り方についての講座やイベントへの関心が高い結果となった。また、Q7で着替えやオムツ替え、沐浴、食事など、実際にパパが関わることの多いことに関しては、講座のニーズは低く、その逆で叱り方や寝かしつけなど関わることの少ないことに関してはニーズが高い。また、パパ友づくりの交流会や先輩パパの体験談などは、コミュニティづくりの関心は低い。今後、地域でパパのコミュニティづくりなどを行う上では、どうキッカケをつくるかが課題となるだろう。

子育て関連のイベントへの参加については、平日より土日の方が参加しやすいことがわかり、土日の場合は、ほぼ参加できる、およびやや参加できるを合わせると6割以上となった。開催場所については、子育てに関する公共施設、ショッピングセンター、身近なコミュニティスペースがほぼ同じ割合となっており、大きな差はでなかった。講座やイベントについては、内容が重視される傾向がうかがえる。